CO排出削減を考え、社宅の石油給湯器をエコキュートに取替えようとした矢先、福島の原発事故がありました。それが切掛けで、再生可能エネルギー(パッシブソーラー)の利用を考え、エコキュートではなく、太陽熱温水器の設置を試してみました。

現在、太陽光発電のエネルギー変換率は、最高のものでも21.5%ですが、太陽熱温水器のエネルギー変換率は40~50%で、再生エネルギー効率、費用対効果が最も高いと言われています。

温水器メーカーによると、太陽熱により、水温+30度~35度となるそうです。夏場だと平均水温約27度+32.5度で59.5度の温水をつくることが出来、冬場だと平均水温8度+32.5度で40.5度の温水をつくることが出来るそうです。

今回設置した温水器は、不凍液循環タイプで重いタンクは、地上に設置出来るため、屋根が重くなることも無く、地震に対しても安心です。

何はともあれ、カタログのデータでは無く、先ずは、私たちが体感することにより、お客様に勧めることが出来るか否かの判断基準になると考えています。

話が少し余談となりますが、弊社の設計を手掛けている手塚氏と弊社現場監督の小鹿がこの度、省エネ建築診断士を取得しました。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充