先日岐阜県の八百津町にある杉原千畝(ちうね)記念館に行って参りました。来月から映画でも唐沢寿明主演で杉原千畝の実話が上映されるからでしょうか、記念館を訪れるひとも多い様に感じました。

過去に映画では『シンドラーのリスト』・『ライフ・イズ・ビューティフル』(この映画は是非観て頂きたい)を観て、そしてワシントンDCでは『ホロコーストミュージアム』見学したことがありましたので、あの時代、本当に恐怖の一言に尽きる時代だと感じます。

その様な時代の中で、国を代表しての職務か人道かを悩み苦しみ結果的には奥さんの助言もあり人道を選ぶ決断をするのです。それは自分や家族の命を脅かすことにも直結する選択でしたが、結果的に約6000人のユダヤの人々を救い、現在その子孫は既に25万人を超えているそうです。

帰国後、国の命令に背いたことにより失職することとなりましたが、『私のしたことは外交官としては間違っていたかもしれないが、人間として当然のこと』と言い悔いることは無かったそうです。

それから44年後。当時外務政務次官の鈴木宗雄氏が杉原幸子(妻)を招き『人道かつ勇気ある判断』を賞しつつ杉原家に深く陳謝したそうです。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充