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この北欧スタイルの家は、お施主様であるF様の奥様が「大屋根の家」を希望されたことからスタートしました。 安城建築としては、「流行に左右されない大屋根の家の家はどんな家か?」ということを自問自答し、「正統派の北欧スタイル」をF様にご提案させて頂きました。 今回の北欧プロジェクトでは、「手に届く価格で大屋根の本物の外観デザイン」と「愛知県で年中快適な暮らし」を実現したいと考えました。 このプロジェクトを成功させる為の準備として、日本一と言われる北欧住宅の研究者にお会いし、北欧の文化思想の聞き取りから始まり、北欧の文献による調査、国内のモデリング可能な建物の視察をしました。 北欧住宅の第一人者曰く、スウェーデン建築関係者たちの感想として、日本の北欧住宅は、本国(北欧)のデザインとは全く違うという意見が圧倒的に多いと言われました。確かに、私が北欧の建築関係の文献を閲覧して同様の感想を持ちました。 家づくりで一番重要視しなければならないのが、建築コストです。北欧住宅も同様、安城建築では、家づくりの計画段階で、「建築コストのバランスの取れた家」を実現したいと考えました。 例えば、建築コストバランスを考えずに北欧住宅を計画してしまうと、お客様のご予定の金額を大きくかけ離れてしまうことや下記の様なことが予想されます。 極端な断熱性能を持たせることにより、建築コストが断熱に偏り、その結果、他の要素の建築コストを圧縮せざる終えない結果となってしまいます。その一例が外観デザインです。可能な限り外観デザインをシンプルにすることにより建築コストを削減出来ますが、その結果、ユーザーの期待通りの外観デザインに至らなくなってしまいます。 更に予算を削らなければならない場合、全館空調システムも導入することが難しくなります。超高気密高断熱仕様なら計算上では、市販のルームエアコン2台程度で全館が冷暖房できそうですが、残念ながら実際の暮らしでは、計算通りにはいきません。当然のことですが、吹き出し口から離れれば離れる程温度差が生じてしまう為です。 モデルハウスにご来場される方に時折、「高気密高断熱の家は年中快適だと思いますか?」という質問をさせて頂いております。すると、皆さん同様に「はい」と答えられます。しかし、それは少々条件が必要となります。 例えば、真夏に電源を落とした冷凍庫を炎天下に置き続けたとしたらどうなると思いますか?時間を掛けて外部から熱が徐々に伝わり、いずれ冷凍庫の中も暑くなります。逆に日没後、日が落ちても熱性能の高い冷凍庫の中の温度は中々下がりません。いわゆる熱が「こもる」という現象が起きます。これは高気密高断熱の副作用でもあります。断熱性能が高いということは熱伝導が遅いということで熱が伝わらないということではありません。 これは、弊社の事務所で実験済みですが、事務所は硬質ウレタンが使用され、断熱性能が高い為、真夏の夜全館空調システムを切って帰宅しても翌日の昼頃まではエアコンを付けなくても暑さを感じません。しかし、お昼を過ぎた頃からジワジワと暑くなり始めてしまいます。そして、一旦外気の熱により熱くなった断熱材を冷やす為にエアコンには負荷が掛かってしまいます。ランニングコストを考えた時、上記の様に切ったり付けたりするよりは、入れっぱなしで温度調整をした方が快適性の向上と省エネへと繋がります。 特に安城建築の場合、家族の顔が見えるオープンな間取りを推奨している為、全館空調システムとダクト式の第1種熱交換型の24時間換気システムは必須アイテムだと考え資金計画段階で組み込む様にしています。 安城建築が北欧住宅を手掛ける前に、5つのテーマを掲げました。
上記のことを踏まえて、この北欧スタイルのプロジェクトがスタートしました。 途中、この家のお施主様であるF様から「安城建築さんでしか出来ない家にして下さい」というお言葉を頂いた為、更に職人魂に火が燈りました。破風やデッキの手摺のデザインを建築家の手塚氏・現場監督と文献を参考にしながら細部まで打ち合わせを繰り返し、匠の大工により忠実に完成しました。
神の手を持つと言われる外装職人も気の遠くなる様な枚数の縦サイディングを時間と手間を惜しまず、一枚一枚丁寧に張ってくれました。破風の装飾(屋根の三角の部分の飾り)もこの家の為に身銭を切ってより曲線が自由に切り抜くことができる道具を新調してくれました。 手に届く価格で夏も冬も快適に暮らせ、海外生活経験者も認める本物志向の北欧住宅の詳しいお話しをご希望される方は、ハウスアドバイザーの澤までご連絡下さい。
■お施主様のF様から頂いたメール(掲載許可済み) 先日のオープンハウスは、お疲れ様でした!!
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