昔の大工は、思いの深い家には、天井裏や縁の下にカンナやノコギリを、わざと残したと聞きました。それは、自分が精魂込めて造り上げたという強い思いを、伝えるためです。
そうすることで、自分たちの造った家に魂を宿らせたのではないかと思います。
完成した家には、そこに携わった職人たちの汗、そして熱い思いが込められています。
お客様から「ありがとうございます。安城建築さんにお願いして、本当によかったです。」と感謝の言葉をいただいた時は、「本当に、この仕事をしていてよかった」と思います。
しかし、私は、この「ありがとう」という言葉をもらい、本当は、毎日現場で一生懸命働いている職人たちに、その言葉が届かないといけないのではと思いました。
35度を越す真夏の炎天下での作業は本当に過酷です。
身を切るような寒風の中での作業は本当に辛いです。
細い足場を行き来する作業はとても危険です。
そこには、基礎屋、大工、屋根屋、水道屋、電気屋、塗装屋、左官屋、他にも多くの職人たちの体を張って頑張る姿があります。職人としての魂があります。
普段、なかなか、お客様に届きにくい職人たちの素顔、仕事に対する情熱、そして、それぞれの使命を、なんとかお客様に伝えたいと考えたことがきっかけとなって、この冊子が出来上がりました。
私は、原稿を読んでいるうちに、目頭が熱くなりました。
こんな人生、そして試練があったことを知りませんでした。
これほど、家族、とくに奥さんの支えがあったことは知りませんでした。
こんなにも、私が感動してしまうとは思いませんでした。
これからお読みいただくのは、職人たちの人生が詰め込まれた感動の手紙です。
|